「免疫力」と聞いて思い浮かぶ器官はやはり「腸」。
昨年2019年の12月にビワキュー療法士会の本部で開発室長を務める島田先生に講演をおこなっていただいた内容を
参考に腸内細菌についてみなさんに共有したいと思います。
免疫力を高めるために巷では腸内環境を調えようと、発酵食品が人気を集めています。
自らの免疫力を高め、ウイルスに感染しても重症化しないように自分を変えようとするいいキッカケと感じています。
(自分のことも含めて…)
昔は細菌やウイルスとの棲み分けが出来ていたのだと思います。
抗菌、殺菌と目くじらを立出ることなく仲良く暮らしていました…
細菌やウイルスを悪者として排除しようとすれば…反発し変異してより毒性が強くなることもある、
抗生物質を使えば『耐性菌』が現れ、さらに強い薬を使わないといけなくなることはよくあります。
排除すればするほど、ウイルスは抗生物質の効かないものへと変異し、
それに対して人々はさらに強い薬を開発しようとする。
まさに、いたちごっこなのですね。
参考:月間ハイゲンキ「生きるも死ぬもあるがまま」医師・帯津良一先生
ワクチンや抗生物質が発明されても(略)人間は感染症とは無縁にはなれませんでした。
ひとつが解決しても、また別の問題が顔を出します。
参考:月間ハイゲンキ「生きるも死ぬもあるがまま」医師・帯津良一先生
腸内細菌の役割 知っていますか?
人の細胞は5~60兆個と言われています。
それに比較して、栄養豊富で湿気が保たれている腸内の細菌はなんと100兆匹!!!
種類としては1人当たり400種類の多様な細菌が住んでいます。
この100兆匹の優れた腸内細菌のバランスによって
病気のリスクや心の在り方が左右されるのです。
ヒトの消化酵素(唾液・胃液・膵液など)で消化しきれなかった食べ物は
大腸内の細菌たちが消化してくれるのです。
発酵をさせることが大腸の役割なのです。
微生物の塊=土に還して分解できないものはないのと同じで
同じく微生物の塊=腸内に分解できない食べ物はないということ。